2015年7月アーカイブ

今日は、家具製作の中でも仕上げの「塗装」の話。

 

森下木工所では、樹種の特性をより生かすような塗装方法を選びます。

①ウレタン・・・校倉シリーズの仕上げはウレタンです。杢目が映える塗装で耐水耐熱性があります

②エコオイル・・・こだちシリーズの仕上げ。オイルのしっとりした質感とウレタンの強さの両方のいいとこどり。主に木地仕上げに向いています

③拭き漆・・・やっぱりより高級な仕上げといえば拭き漆しあげでしょ。今昔かわりません。

最初は艶感が際立ちますが、時間の経過とともに透明感がまし落ち着いてきます

 

今日はご自分で彫った鎌倉彫の作品、竹林柄の大きい角盆の塗装のご依頼に清水のお客様がご来店されました。

以前鎌倉彫の三つ引きだしも塗装させていただいたそう。

『抜群によくてね』とご主人。その表現の仕方が率直で思わず「抜群でしたか!」とオウム返しをしました。

 

塗装を担当するのは、佐野哲也さん、出口晃司さんの2人の塗装職人。木地の職人以上にすべての家具の最終段階にかかわる職人さんですから、森下の縁の下の力持ちです。

 

さてさて今度の鎌倉彫のお盆はどんなお化粧を施しましょうか。

お客様からのアイディアでこの収納はうまれました。

洋服は引き出しかクローゼットに吊るすものと思いがちですが、静岡市T様ご夫妻は

前後にスライドする棚に洋服を重ねて収納するスペースを設けたいとのこと。

ぱっと見て何があるかはっきりしていて通気性も良い。店舗ではありそうですが

一般のご家庭ではあまりないですね。

スライドたんす①.jpg

 

本体に桟を設けて棚を乗せてスライドできるようにしました。←この動きがスムーズに

できるようにするのが課題でした。桟は滑りがよく、丈夫なチーク材を使用しています。

スライドたんす②.jpgスライドたんす③.jpg

 

この収納は左右をご夫妻で使い分けるそうです。特注ならではの収納。便利にそして

気持ち良くお使いいただけれはうれしいです。

 

●特注 収納たんす

W1800×D450×H900

材料:タモ材 塗装:ウレタン 色:木地仕上げ

 

製作者:職人 佐藤綱男

 

久しぶりのぶろぐです。

職人の良い写真って、じつは撮るのが難しいのです。基本恥ずかしがりの職人さんたちなので、

カメラを向けると照れてうつむきすぎちゃったり、意識しすぎて固まってしまうのです。

 

でも見てください。この堂々とした手元。

カメラは顔に向けなくてもよかったのね。手元が顔見たく思えます。

削り手元1.jpg削り手元2.jpg

 

この写真を撮ってくれたのは、森下木工所・校倉のお客様です。社内のスタッフがとるよりも

程よい緊張感があってその分良い写真なのだと思います。

ここ数年で一番良い職人の写真です!!

「家具屋 校倉 本店」
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